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第20回:OPE室ナースは、他人を観察する目を持っている

第20回:OPE室ナースは、他人を観察する目を持っている 

 

■ 記事作成日 2015/12/21 ■ 最終更新日 2017/12/5

 

先生…私たちナースは結構細かく観察しているものなんですよ

第20回:OPE室ナースは、他人を観察する目を持っている 

 

元看護師のライター紅花子です。このコラムでは、私の約10年の看護師経験の中で出会った、看護師に好かれる医師/嫌われる医師の人物像を振り返ってみます。2015年の締めくくりとなる今回は、OPE室ナースが医師のどこを見ているか、をまとめてみたいと思います。

 

OPE室ナースは、なぜ医師をじっくり観察するのか

 

看護師が働く環境はとにかく多い。同じ病院勤務の中でも、内科系の病棟や外科系の病棟、救急外来および救急病棟、ICU・CCU、内視鏡などの検査室、カテーテル室、OPE室など、患者さんのいるところには、必ず看護師がいる。

 

その中でもある意味特殊な環境で働いているのがOPE室ナースだと思う。OPE室ナースは、内科系の医師と働くことはほぼ無い。その代り、外科系の医師なら病院中の医師の顔を知っているくらい、毎日いろいろな医師と一緒に仕事をする。

 

しかも、手術中の患者さんはほとんどの場合は眠っているから、かなりシビアな話や、あんな話もこんな話も、バンバン飛び交っている。実際のところは分からないが、外科系の医師にとって手術という場面は、緊張もするだろうし、医師としてのウデの見せ所でもあると思う。場合によっては人が変わる医師もたくさんいる。きっとかなり多くのアドレナリンが出ていることだろう。

 

そんな環境で1日中一緒に仕事をしているわけだから、ある意味、極限状態を共有しているような感覚に陥ることもあるだろう。そういえば、OPE室ナースと外科系医師との恋愛って、意外と多いのでは?ストックホルム症候群のようなものなのだろうか。

 

ところで、一般的な病棟の忘年会は、看護師20人+医師5人くらいの規模になると思うが、OPE室はそうはいかない。

 

私が最初に勤務していた病院では、看護師20人と、医師は平均3~5人×8科あったので、総勢で40~50人前後になった。私が知る限りもっとも多くの人数の「宴会」は、OPE室師長の送別会だったが、総勢60人を超えたと記憶している。

 

それだけ多くの医師と顔を合わせながら、日常的には相手の「目」しか見えていない。OPE室内では皆が同じものを着て働いているし、足元なんて軍足の様な靴下とサンダルだ。

 

しかも、もっとも長い時間、自分の目に入ってくるのは術野や器械。医師によっては器械の好みがあるから覚えなくてはいけないし、自分の言動にも正確性を求められる。そんな環境で働いていれば、否応なしに「相手の特徴をほんの小さな違いから見抜く」という、コミュニケーションの上でかなり高度なテクニックを、いつの間にか身につけているのだ。

 

 

好かれる医師はこんな医師

 

では本題。

 

当コラムには、「OPE室ナースに好かれる医師」として、7人の医師が登場している。特徴はそれぞれだが、共通していえるのは「医師として尊敬できるかどうか」あるいは「親しみを込めて接することができるかどうか」だ。

 

例えば、前回登場したアイ子医師。

 

男性医師にも関わらず、あだ名はアイ子。ただ可愛らしい風貌なだけではなく、頭脳は超大人。私が知っているのはアイ子医師がまだ若い頃だけだが、数年後に会ったアイ子医師は、ちゃんと「医師」をしていた。

 

それから、“とにかく仕事がデキる医師”である麻酔科のM医師(3回目の当コラム参照)。

 

およそ4年間、同じOPE室で働いていたが、M医師が硬膜外麻酔や挿管の手技で、リトライしたシーンを見たことが無い。しかも女性の扱いが上手いところも、好かれるポイントだったようだ。

 

そして、OPE室ナースだけではなく、病棟ナースや患者さんからも人気が高かった、

 

整形外科のM医師(7回目の当コラム参照)。普段は“誰もが認めるちょい不良オヤジ”なくせに、医師としてのウデは良い。そういうギャップも、OPE室ナースのみならず、女性に好かれる要因なのだろう。

 

当コラムに登場した「OPE室ナースに好かれる医師」はみな、医師としても、人としても尊敬できる何かを持っていたのではないだろうか。

 

 

嫌われちゃう医師はこんな医師

 

逆に、OPE室ナースに嫌われてしまった医師は、当コラムに4人登場している。

 

例えば、OPE中は全ての声が怒声になるT医師。私の同僚は「言葉の暴力!」と言っていたが、その声はOPE室ナースだけではなく、人工心肺を操作するMEさんにも及んでいた。異性であるOPE室ナースだけではなく、同性であるMEさんにもストレスを与える声って、ある意味スゴイとは思うが。いくらウデが良くても、尊敬するのは難しい。

 

それから、前々回(11回目の当コラム参照)に登場したM医師。「この器械を使いたい!」というのは分かる。外科系の医師が手術で使用する器械にコダワリを持つものなのだろう。

 

しかし病院だって慈善事業ではない。病院の資金で全てを賄えるとは限らない。ましてや他科の医師に迷惑をかけてまで手術日を変えたいというのはいかがなものか。やはり「医師として尊敬する」のは、OPE室ナースではなくても、難しいであろう。

 

人としてどうなのか?が分かれ目

 

OPE室ナースは、とにかく人をつぶさに観察している。人間観察が趣味、と言い切るナースもいる。しかも、恐らくアドレナリンがかなり多く出ている環境で毎日仕事をしている。だからこそ「他人には厳しい」と言われることもある。

 

前述のように、OPE室ナースは、意外と「他人を観察する目」を持っている。新人の頃はそうはいかないが、ある程度仕事に慣れ、自分の周りに気を配れるようになると、医師のウデだけではなく、人柄も観察している。

 

そんなOPE室ナースからの好き嫌いの分かれ目は、やはり「人としてどうなのか」という点。ポイントは色々あると思うが、一般社会で好かれる人は医師としても好かれるし、そうでない人は医師としても良くは思われていない。

 

別に、OPE室ナースに好かれていなくても、医師の仕事は出来るだろうし、気にすることではないと思うかもしれない。しかし、少なくても「嫌われる」よりは、「好かれる」方が、多少なりとも仕事はしやすいのではないだろうか。

 

OPE室ナースはそれなりのプライドを持って仕事をしているので、人として、大人としての扱いをしてほしいと思う。

 

この記事をかいた人


紅 花子

正看護師歴10年、IT技術者歴10年という少し変わった経歴をもつ。現在は当研究所所属ライターとして、保健医療福祉分野におけるライティング業を生業としている。この分野であれば、ニュース記事の執筆・疾患啓発・取材・書籍執筆・コンテンツ企画など、とりあえずは何でも受ける。東京都在住の40代、2児の母でもある。好きなマンガは「ブラック・ジャック」。

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