【TV】「まる得マガジン(Eテレ)」ストレスに負けない!マインドフルネス(2)温暖ストレッチ
※画像はEテレ「まる得マガジン」ウェブサイトより http://www4.nhk.or.jp/marutoku/
2017年2月14日、15日放送のEテレ「まる得マガジン」では「ストレスに負けない!マインドフルネス(2)温暖ストレッチ、(3)自己主張ストレッチ」をテーマに放送していました。以下は番組内容の要約ですので、番組を見落とした方などはチェックしてみてください。
出演者 藤崎奈々子
専門家 早稲田大学人間科学学術院教授 熊野宏昭
温暖ストレッチ
心を今に向けるマインドフルネスを始め、心をリラックスさせたり、行動を見直したりしてストレスに対処する方法を紹介する。
ストレスに負けない心のストレッチ、初めてのマインドフルネス。2回目は体を温めることで心身をリラックスさせる温暖ストレッチ。(体をリラックスさせる)
スロレスが溜まっているときは手足が冷たくなっている。
その逆(温めることによって)心身をリラックスさせる。
1.太ももウォーミング
椅子に撓り、両手を太ももに置いて目を閉じる。
太ももの温かさが手のひらから全身に行き渡るのを感じる。
→5~10続けると実際に体の温度が上がっていくことが分かっている。
2.耳ウォーミング
コットンを両耳に入れ、しばらくそのままにする。
コットンは押し込まず、ふたをする程度にする。
→ 10分ほどで体が温まってくるのを感じることができる。
耳の出口を塞いでいると、耳の中が温かいため外耳道が温まり、全身もそれによってじわっと温まる。耳の中に自律神経や東洋医学のツボがあって、温度で刺激されることで全身の体温が上がるようだ。
10分くらい続けると指先の温度が3、4℃上がったというデータもある。コットンの変わりに耳あてを使用しても良い。
3.足湯
大きめの容器に40~42℃くらいのお湯を注ぎ、両足をくるぶしくらいまで15~20分間つける。
→全身に浸かる入浴・温泉はかえってストレスになる。
温泉が効果的だというのは、入浴中にストレスをかけておいて、上がったあとに反動でリラックスさせる。 足湯はストレスをかけずに体全体を温めることができる。
体を温めることが心のストレッチにつながるため、日常的に行うことで効果が高まる。
Eテレ「まる得マガジン」2017年2月14日放送 「ストレスに負けない!マインドフルネス(2)温暖ストレッチ」より引用、要約、および台詞等一部書き起こし
自己主張ストレッチ
ストレスに負けない心のストレッチ、初めてのマインドフルネス。
3回目は自分の意見を伝えることでストレスに対応する自己主張ストレッチ。今回は「行動を変える」部分です。
日頃、人に言いたいことが言えなくてストレスが溜まることがある。いろいろなストレスの調査をすると、だいたい第1位に来るのが対人関係。逆にストレスを緩和してくれるものも対人関係。
したがって対人関係を上手く回していくということがストレスを溜めない、負けない大きなポイント。今回は言いたいことが言える自分になるための練習。
「言えなかった場面」をリプレイ
1日の終わりに、言いたいことが伝えられなかった場面を思い出し、「伝えたかったこと」を鏡に向かって言う。言葉だけでなく、表情や言い方を鏡でチェックし、本心が相手に伝わるかを意識する。
→ この練習を毎日繰り返すと、だんだん思ったことが言えるようになっていく。
思ったことが言えるようになってくると、ストレス、緊張、不安が日頃から溜まらなくなってくる。
「言いたいこと」をリハーサル
苦手な相手と話すときには、事前に鏡に向かって言い方を考え繰り返し練習する。
→ 鏡のため、毅然とはっきり言える。
これを相手に言うと、意外とすんなり自分の意見が通ることもある。また、話すときに話しやすい状況や場所を選ぶ工夫も大事。食事をしながらだとリラックスしてくるため、話しやすくなってくる。
緊張していると上手く話ができないが、リラックスしていると上手く話せるようになる。
言いたいことが言えるようになるとストレスが溜まらないようになってきて、心もほぐれて、心のストレッチになっていく。
Eテレ「まる得マガジン」2017年2月15日放送 「ストレスに負けない!マインドフルネス(3)自己主張ストレッチ」より引用、要約、および台詞等一部書き起こし
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