医局退職も万全 - 初心者用登録推薦ベスト3社

格付けの高い医師紹介会社を下記で比較

当サイトの医師紹介会社評価基準について

転職成功に必要な医師紹介会社の登録数は?


 

比較的新しい、患者が途絶えることが無い診療科

糖尿病内科の医師転職 =市場分析=

■ 記事作成日 2015/2/12 ■ 最終更新日 2017/12/6

 

糖尿病内科、という科が標榜されるようになったのは、1990年代頃。もちろん、それまでも糖尿病の診療は行われてきましたし、糖尿病自体には古くからの歴史もあります。

 

戦後復興の時代ともいえる昭和33年には、日本糖尿病学会が発足しています。

 

当時はまだ糖尿病という疾患自体が注目されていませんでしたが、いずれやってくるであろう、経済の発展やそれに伴う生活習慣に変化により、糖尿病患者が増加することを予見していたといいます。

 

日本において、糖尿病が世間的にも注目され始めたのは、健康診断が一般化し、日本の国民病が「結核」から、癌や成人病へ移行してきた頃でしょうか。

 

ちょうど、高度経済成長を遂げた1970年代は、糖尿病、高血圧、脂質異常症などが注目され始めた頃です。この頃から年々、糖尿病患者数は増加の一途をたどり、「2012年国民健康・栄養調査結果」では、糖尿病が強く疑われるのは950万人と最多、予備軍を合せると全国に2,050万人いると推計されています。

 

糖尿病は一度罹患すると、完治することはありません。常に食事療法・運動療法を行い、何らかの薬物治療を必要とするケースが大多数を占めます。

 

発症が分かった時点から、一生涯付き合っていく病気です。つまり、その間は定期的に医療機関を受診する疾患でもありますから、患者が途絶えることは無い科であるともいえるでしょう。


病院で働くか、開業するか

糖尿病診療を行う場所は、大学病院、地域の中核病院、中規模から小規模な病院、個人のクリニックなど、様々です。

 

糖尿病患者の診療は医師が行うものですが、患者への食事指導は栄養士(管理栄養士)が、運動療法は理学療法士が、生活指導や服薬指導は看護師や薬剤師が行うことが増えてきています。

 

糖尿病患者が合併症を起こさず、より良い療養生活を送るためには、これらコメディカルとの連携が不可欠です。検査データだけではなく、患者の生活スタイルや考え方、日々の食生活や運動、療養におけるキーパーソンなど、糖尿病治療に必要な情報は膨大です。

 

これを医師が1人で収集・分析し、適切な指導を行うことはほぼ不可能ですから、より専門性を高めたコメディカルからの情報は、糖尿病診療には不可欠です。

 

こういった背景もあってか、いわゆる「糖尿病センター」が大規模病院でも増えており、看護師による専門外来を持つような医療機関もあります。

 

中規模・小規模の医療機関でも、糖尿病内科を掲げている医療機関は増えています。

 

一方のクリニック等も、都会であれば街のあちこちに看板を見かけるようになりました。それだけ需要が大きな科でもあるのです。糖尿病内科のクリニックは、基本的には血圧などの測定や、血液検査(血糖値とHbA1cなど)の結果を迅速に出せれば日常診療は行えますから、例えばビルの一角でも開業することができます。

 

糖尿病専門医などの資格があることが条件になるかもしれませんが、新規患者を比較的集めやすいとも考えられます。ただし、糖尿病治療薬や、他の疾患との関係性など、新しい情報を常に集めることは必要です。

 

最近注目されているのは、脳血管障害や認知症との関係です。つい先日、九州大学による久山町研究からも、「認知症の有病率には、年齢・性別の他、生活習慣病(糖尿病)の有病率が影響する」という研究結果が公表されています。

糖尿病内科の地域格差は

日本全国、どこへ行っても糖尿病患者は一定数いますので、必要医師数もそれなりにはあります。

 

全国平均でみると、現役医師数と必要医師数の倍率は1.18。救急科(1.28)、リハビリ科(1.29)、呼吸器内科(1.20)、腎臓内科(1.20)、神経内科(1.20)などと比較するとやや少なめですが、今後も糖尿病患者数は増加すると考えられていますし、伸びてくる可能性はあります。

 

糖尿病内科医への求人は、地域差があります。下の図を見て頂くと分かりますが、最も求人数が多いのは大阪府の17.2人、第2位は静岡県の16.2人、東京は第3位で15.7人です。いずれも、全国平均のおよそ3倍です。

 

糖尿病内科の医師転職 =市場分析=

図1:都道府県別、糖尿病内科医の必要医師数

厚生労働省「必要医師数実態調査」より一部抜粋し作図

 

一方で、求人数が最も少ないのは、富山県・山梨県・奈良県・徳島県で、いずれも1人となっています。

 

理由としては、糖尿病患者が比較的少ない、すでに糖尿病内科医がたくさんいる、他科の医師が糖尿病治療も行っているなど、様々なことが考えられますが、これらの県では現在、糖尿病内科医の需要は高くないと考えて良いでしょう。

 

いずれにしても、超高齢化社会となる日本では、65歳以上のいわゆる高齢糖尿病患者も、年々増加傾向にありますから、糖尿病内科は今後も需要がある科です。

 

その一方で、糖尿病による合併症、癌や心血管障害、脳血管障害や認知症発症リスクの高さなど、他科との連携が強く求められる科でもあります。

 

深くなおかつ幅広い知識が求められる科ではありますが、「患者が途切れることはない糖尿病内科」を目指してみるのはいかがでしょうか。

 

 

厚生労働省 必要医師数実態調査 診療科別現員、必要医師数
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/other/dl/07.pdf

 

同上 国民生活基礎調査 平成25年調査結果
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21-h25.pdf

 

一般社団法人 日本糖尿病学会 理事長挨拶
http://www.jds.or.jp/modules/about/index.php?content_id=1

 

糖尿病ネットワーク 糖尿病人口が950万人に増加 予備群は減少 [国民健康・栄養調査]
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2013/021148.php

 

厚生労働省 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン) ~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~の概要
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12304500-Roukenkyoku-Ninchishougyakutaiboushitaisakusuishinshitsu/01_1.pdf

 

この記事を書いた人


野村龍一(医師紹介会社研究所 所長)

某医療人材紹介会社にて、10年以上コンサルタントとして従事。これまで700名を超える医師の転職をエスコートしてきた。担当フィールドは医療現場から企業、医薬品開発、在宅ドクターなど多岐にわたる。現在は医療経営専門の大学院に通いながら、医師紹介支援会社に関する評論、経営コンサルタントとして活動中。40代・東京出身・目下の悩みは息子の進路。

医師キャリア研究のプロが先生のお悩み・質問にお答えします


糖尿病内科の医師転職 =市場分析=


糖尿病内科の医師転職 =市場分析=


糖尿病内科の医師転職 =市場分析=


【お願い】この記事があなた様のお役に立ちましたら是非「いいね」「ツイート」をお願い致します。
 

【初心者向け登録推奨3社】 成績優秀コンサルを担当にブッキング

糖尿病内科の医師転職 =市場分析= 糖尿病内科の医師転職 =市場分析= 数ある医師転職支援会社への登録に迷ったら・・・まずはこの3社だけまとめて登録すれば成功確率がアップする、初心者にオススメ登録先紹介会社をパッケージングしました(2018年度最新データに基いて分析)。

 

医師紹介会社研究所所長・野村龍一 下記の推薦企業は、私が先方企業を直接訪問した上で各企業上層部に、「当会社研究所サイト経由で登録した医師」に対し、「通常登録の方よりも手厚いサポート」「社内でも特に優秀なコンサルタントを担当につけていただくこと」をお約束頂いています

エムスリーキャリアエージェント


エムスリーキャリアエージェントの特徴
登録無料、すぐ転職しなくても情報収集目的のみで『お試し登録可能』、匿名転職サポート可能、ヘッドハント有り、6000ヶ所以上の医療機関や大学との取引あり、医局の退職事例多数、コンサルタントレベル非常に高い、保有求人数2万件前後。高額求人をオーダーメード獲得する能力に長ける。
価格
登録無料 0
評価
評価5
対象
常勤・非常勤
条件交渉力
AAA
求人情報数
AAA
医療専門性
AAA
エムスリーキャリアエージェントの総評
医師会員21万人を誇るソニーグループ運営の医師ポータルサイト「m3.com」グループ会社。一般人材紹介企業と異なり、医師に特化した上でこの事業規模の大きさを誇るため、好条件の求人情報の収集力がずば抜けている印象がある。当然、所属医師コンサルやエージェントの数も多く、個別の医師に対して「相性のあったパートナー」が探しやすいと言える。年収2500万以上、週4日で年収2200万といった高額条件の案件を多数保有しつつ、個別医師のライフスタイルや家族都合などを考慮した勤務条件を引き出す力にも非常に長けており、自ら医療機関と交渉して好条件求人を創り出すことが可能な企業。

CME@医師転職


CME@医師転職の特徴
常勤、非常勤のオーダーメイド求人とアフターフォローに強み。近年非常に力をつけてきている有力医師転職サイトだが、社長及び幹部の医療人材紹介歴は10年以上と非常に老舗。他社で上手くいかなかった医師でも、医師の立場に寄り添って親身に相談してくれると非常に評価が高い企業。
価格
登録無料 0
評価
評価4.5
対象
常勤・非常勤・スポット
条件交渉力
AAA
求人情報数
AA
医療専門性
AAA
CME@医師転職の総評
2011年創業にも関わらず、一気に事業展開を加速させて業界を驚かせている新興企業の1社です。大手医師紹介会社のベテランコンサルタントが集結して立ち上がった企業であり、特徴としては常勤転職へのオーダーメイド求人クリエイト、転職後のアフターフォローの徹底等があげられます。新興企業ですが、担当となるスタッフはベテランが多いため、初めて転職をする医師でも安心して業務を委託できるのが心強いです。

Dr.転職なび/Dr.アルなび


Dr.転職なび/Dr.アルなびの特徴
登録無料、情報収集目的のみでお試し登録可能、業歴が非常に長い医師紹介業界では老舗企業(大手企業の多くも当社のスタイルを模倣した履歴があります)であり、優秀なコンサルタント人材を選んで転職サポート業務を依頼することができます。
価格
登録無料 0
評価
評価4
対象
常勤・非常勤・スポット
条件交渉力
AA
求人情報数
AA
医療専門性
AAA
Dr.転職なび/Dr.アルなびの総評
業界歴10年以上、全国10拠点展開の老舗企業メディカルステージでは、賞味期限の維持管理を徹底された保有求人数6000件以上を誇示する、常勤転職の「Dr.転職なび」に加えて、医師のニーズやご意向を中心に求人を組み立てて創りだすオーダーメイド型の求人サイト「AgentxMedicalStage」等を新たに展開。実際の業務量がわかる求人票の作成へのこだわりや、コンサルタント全員が医療経営士資格取得者として、能力担保を対外的に明示した転職サポーティング体制を打ち出している、高評価の医師転職支援会社です。

常勤転職 =初心者向け登録推奨TOP3社

常勤転職Top3

非常勤/スポット =初心者向け登録推奨TOP3社

非常勤スポットバイトTop3
おすすめ登録2020年

お勧めコンテンツ

当サイトの便利な利用方法